【プロ直伝】家がボロボロ！お金がないときのリフォーム費用捻出術6選

「ボロボロの家をなんとかしたいのに、予算が足りなさそう」ってこと、けっこうよくある話ですよね。

でも実は、補助金・減税制度・火災保険をうまくつかえば、少ない予算でもリフォームできる場合があります。

50歳以上の方の中には、貯蓄0でもリバースモーゲージをつかって、毎月利息のみ支払いだけでリフォームした方もいらっしゃいます。

この記事では、お金がない状況でも家をリフォームする方法を詳しく解説します。

あちこちが老朽化し、冬になると隙間風で暖房費はかさむ一方･･･なんて日々はもう終わりです。

長年の悩みから抜け出すキッカケをつかんで、リフォームで家の状態を改善しましょう！

【目から鱗】お金がない時でもリフォームするための費用捻出術6選

ここでは、リフォームのための資金調達方法を6つ紹介します。

補助金をもらう

2025年は住宅の省エネ化を推進する補助金制度が充実しています。

補助金制度	対象工事	補助金額
先進的窓リノベ2025事業	窓の断熱リフォーム	最大200万円
子育てグリーン住宅支援事業	省エネ改修等の必須工事 ・断熱改修 ・エコ設備の設置 ・バリアフリー ・子育てのための改修など	最大40〜60万円
給湯省エネ2025事業	高効率給湯器の設置	最大20万円
長期優良住宅化リフォーム※1	性能向上リフォーム ・三世代同居対応改修 ・子育てのための改修など	補助対象工事の1/3で 最大130～210万円
既存住宅における 断熱リフォーム支援事業※2	窓・ドア・断熱材など 幅広い断熱リフォーム	補助対象工事の1/3で 最大120万円
介護保険	バリアフリーリフォーム	上限20万円 （自己負担1~3割）

※1：2025年2月現在受付終了。ただし毎年募集する傾向あり
※2：2025年2月現在受付終了。ただし近日中に公募予定あり。

上記は国の補助金制度ですが、各自治体でも独自の補助金制度を設けている場合があります。

減税制度の適用を受ける

減税の種類	詳細
住宅ローン減税	10年以上の住宅ローンを利用してリフォームを行った場合に適用される ・控除期間は10年間 ・年末のローン残高の0.7%が所得税から控除される ・借入限度額は2,000万円（加算要件を満たす場合は3,000万円） ・最大で年間14万円10年間で140万円 （加算要件を満たす場合は210万円）の控除が可能
リフォーム促進税制	ローンの有無に関わらず、特定のリフォーム工事を行った場合に適用される ・対象工事:耐震、バリアフリー、省エネ、同居対応、長期優良住宅化、子育て対応 ・減税対象の工事費は10%。控除限度額を超える分の工事費については5% ・控除対象限度額は250万円 ・最大控除額は工事内容により異なる（105万円）
固定資産税の減額	一定の要件を満たすリフォームを行うと、翌年の固定資産税が減額される ・耐震:2分の1減額 ・バリアフリー・省エネ:3分の1減額 ・長期優良住宅化:3分の2減額
住宅取得資金の 贈与非課税制度	父母や祖父母からリフォーム資金の贈与を受けた場合 一定額まで贈与税が非課税になる ・非課税限度額:500万円（省エネ等の性能向上リフォームは1,000万円） ・適用期限:2025年12月31日まで

ローンを借りる

リフォーム資金が不足している場合、多くの方がリフォームローンや住宅ローンを利用しています。

項目	リフォーム ローン	住宅ローン
借入限度額	10万～1,500万円	500万～1億円
金利	2～5%	0.38～2.5%
借入期間	1年～15年以内	最長35年
団体信用生命保険	商品の 種類による	大半が 必須項目

リフォーム会社と金融機関が提携している場合は、金利が安くなることがあります。

ローンについてもリフォーム会社に相談したうえで、いくつかの金融機関を比べてみるのがオススメです。

リバースモーゲージを利用する

リバースモーゲージは、50～65歳以上の方が自宅を担保に融資を受けられる制度です。

通常の住宅ローンと異なり、毎月の返済は利息のみで元金は契約者が亡くなった後に一括返済する仕組みです。

項目	内容
対象年齢	50～65歳
仕組み	自宅に住みながら融資を受け 契約者が死亡後に一括返済する。
返済方法	生存中は利息のみ返済 元金は死亡時に一括返済
融資額	自宅の評価額を基準に決定 （一般的に50～60%程度）
主な用途	老後の生活資金 住宅ローン借り換え リフォーム費用など

リバースモーゲージはリコース型とノンリコース型にわかれています。違いは、借入人が亡くなった後の債務の扱いです。

種類	特徴
リコース型	・借入人が亡くなった後、相続人が全ての債務を返済する必要がある ・金利が比較的低い ・融資限度額が高めに設定される可能性がある
ノンリコース型	・借入人が亡くなった後、担保不動産の売却代金のみで債務が清算される ・相続人は残債の返済義務を負わない ・金利が比較的高い ・融資限度額が低めに設定される可能性がある

家の恩返し（ノンリコース型リバースモーゲージ）

「家の恩返し」は住友林業などの大手ハウスメーカー4社を通じて利用できるノンリコース型リバースモーゲージの商品名です。

50歳以上の方が自宅を担保にして、住宅購入や建て替え、リフォームの資金を調達できます。

以下は、家の恩返しのリフォーム商品の概要です。

項目	内容
対象年齢	50歳以上
資金用途	リフォーム 住宅ローンの借り換え 老後資金
借入上限	8,000万円（担保評価額の30～50%）
返済方法	毎月利息のみ支払い 元金は相続時一括返済
担保	自宅に抵当権設定

火災保険を利用する

火災保険は台風や大雪など自然災害による住宅損害をカバーします。

まずは、あなたの火災保険の契約内容を確認してみてください。

ただし、経年劣化は対象外です。

申請期限は被害発生から3年以内であり、早めに申請しましょう。

保険を見直す

生命保険などの見直しで、毎月の固定費を削減の可能性があります。

オンラインで保険料の見積もりができるサービスを活用すれば、24時間いつでも検討できるのでオススメです。

ボロボロの家をリフォームするときに必要な費用

ここでは、3つのリフォーム相場を解説します。

戸建てをフルリフォームする場合

老朽化した戸建て住宅のフルリフォームでは、耐震補強と水回りの改修が必須となり、1,000～2,000万円の費用が必要です。

給排水管やガス管の交換、屋根や外壁の補修なども含まれます。

工事内容によって費用は大きく変動します。

建物の骨組みだけを残して内装や設備を一新するスケルトンリフォームの場合は、2,000万円以上かかるのが一般的です。

マンションをフルリフォームする場合

マンションの場合、キッチン・浴室・トイレなどの水回りと、内装の全面改修を含むフルリフォームの費用相場は600～1,000万円程度です。

ただし、配管の移設や間取り変更を伴うスケルトンリフォームの場合は1,000～2,000万円かかります。

部分的にリフォームする場合

●水まわりのリフォーム

工事内容	費用相場
お風呂の交換	60万円～150万円
キッチンの交換	80万円～150万円
トイレの交換	20万円～30万円
洗面台の交換	20万円～30万円

●バリアフリー

工事内容	費用相場
手すりの設置（1本）	1～3万円程度
段差解消	3万円～
玄関のスロープ設置	40万円～
ドアの引き戸に変更（1か所）	5万円～

●二重窓（内窓）リフォーム

工事内容	費用相場
二重窓（内窓）	5～10万円程度 （1か所）

●耐震補強のリフォーム

工事内容	費用相場
耐震補強	100～150万円

老朽化した実家をリフォームするときの注意点

実家のリフォームを検討する際は、建て替えとの比較検討や税金面での配慮が重要になります。

ここでは、建て替えを選択すべきケースと贈与税に関する注意点を解説します。

ボロボロなら建て替えた方が安くなる場合もある

建物の劣化が進んでいると、大掛かりな補修が必要で結果的にリフォームするよりも建て替えた方が安くすむ可能性があります。

名義しだいでは贈与税がかかる可能性がある

建物の名義人と工事費用の支払者が異なる場合、贈与税が発生する可能性があります。

リフォームによる贈与税を回避するには、3つの方法があります。

贈与税がかかりそうな場合の実家リフォームの進め方や具体的な方法は、下記の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。

ボロボロの家のリフォーム費用を抑える方法

限られた予算でリフォームを実施する際に、重要なポイントは3つです。

ここでは、実践的な費用削減の方法を解説します。

優先順位を決める

リフォームするなら「建物の寿命に関わる工事」や「健康リスクを回避する工事」を最優先するのがオススメです。

相見積もりをとる

最低でも2〜3社以上から見積もりを取得し、工事内容や使用する材料、価格を比較しましょう。

商品を支給する

照明器具や家具、建具などの仕上げ材を自分で購入してリフォーム会社に支給すると、業者へのマージンをカットできます。

リフォームのお金がないときにオススメな見積もり比較サイト2選

ここでは、実家リフォームにオススメの見積比較サイトを紹介します。

【頼れる度No.1】提案力抜群の会社が勢ぞろい！タウンライフリフォーム

手数料	リフォーム会社の 質の高さ	提案力
見積もプランも 完全無料	高い	高い
加盟店の数	依頼方法	紹介方法
700社以上	フォームに入力 （所要時間3分）	自分で選べる （数の制限なし）

　タウンライフリフォームは、全国700社以上の優良リフォーム会社が加盟する見積比較サイトです。

タウンライフリフォームなら、提案されたプランを見ながら、予算に応じてリフォームの優先順位をつけられます。

タウンライフリフォームは、「信頼できる業者に依頼して、納得のいくリフォームをしたい！」という方にオススメです。

プランも見積もりも無料なので、正直利用しない手はありません。

プロにどんどん提案してもらいましょう。

【気軽さNo.1】匿名で相談できるホームプロ

手数料	リフォーム会社の 質の高さ	提案力
完全無料	選ぶ会社しだい	選ぶ会社しだい
加盟店の数	依頼方法	紹介方法
1200社以上	フォームに入力 （入力所要時間3分）	サイトが紹介 （最大8社）

国内最大級の見積比較サイトホームプロは、「見積もりの前に、匿名で気軽に相談したい！」という方にピッタリです。

ホームプロは、3分あればスマホで簡単に登録できます。

初めてのリフォームで不安な方や、気軽に相談したい方に特にオススメの見積もり比較サイトです。

【超スムーズ】実家をリフォームする手順

ここでは、タウンライフリフォームを例に、リフォーム契約までの手順を解説します。

【2025年以降】リフォームは延ばすだけ損！早い方がお得

2025年の今、リフォームはできるだけ早い方が得策だと言えます。

理由は、下記の2つです。

特に、建築費はいちど上がると安くなりません。

下記は、みずほリサーチ＆テクノロジーズが2011年以降の建築工事費をグラフ化したものですが、グラフから建築工事費がここ10年で1.25倍になっているのが分かります。

今後は円安や物価上昇にともない、ますますリフォームに不利な状況が加速すると予想できます。

リフォーム費用を安く抑えたいなら、工事はできるだけ早い方が得策です。

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まとめ：お金がなくても賢くリフォームすれば快適な生活が手に入る

この記事では、予算不足でも持ち家のリフォームを実現する方法を解説しました。

最後に内容を整理します。

リフォーム費用を抑えたいなら、国や自治体の支援制度をどんどん活用しましょう。

家がボロボロなのにお金がないときのリフォームでよくある質問

リフォームしたいけどお金がない場合はどうしたらいいですか？

補助金の利用や減税制度の利用など、 6つの解決策を検討するのが効果的です。

>>【知らなきゃ損】実家リフォームでお金がない時の解決策を徹底解説

 築40年の一戸建ての修繕費はいくらですか？

全面的なリフォームを行う場合の費用は、1,000万円から4,000万円の範囲で変動します。

建て替えにかかる費用は、2,500万円から5,000万円程度が目安となります。

>>【後悔なし】築40年・リフォームか建て替えか？正解がわかる判断基準